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IGAS 2018 RMGTが出展

●’18.7.26~31

去る7/26~7/31の6日間、東京ビッグサイトで国際総合印刷機材展「IGAS 2018」が開催されました。
来場者数は総計55,863名でした。

リョービMHIグラフィックテクノロジー株式会社のブースでは、、「Assist Your Potential (技術力と創造力で、あなたの可能性を支援する)」をテーマに、見える化・自動化・省力化が進んだ未来のスマートファクトリー構想をご提案し、パッケージ印刷、商業印刷それぞれの分野で、自動化・省力化・印刷品質向上、短納期化に寄与する新技術をご覧頂きました。
また、IoTやクラウド等の技術を活用して、人と機械やシステムを有機的につなげて生産現場を見える化するRMGT Smart Netを始めとする新しいご提案をお見せしました。

今回は菊全判オフセット印刷機「RMGT 1050V1LX-6+CC+LED-UV+CC+2LD」、A全判8色片面・両面兼用オフセット印刷機「RMGT 920PF-8+LED-UV」、A3判縦通しオフセット印刷機「RMGT 340HA-4+LED-UV」の3台に加え、B2判インクジェットデジタル印刷機「RMGTJP750」を初公開しました。

RMGT 10 の新機能等

  1. 印刷準備の同時並行処理
  2. 印刷品質管理システムPQS-D(I)品質検査機能、PQS-D(C)濃度追従機能、PQS-D(R)自動見当調整機能
  3. 印刷中にニス準備作業が行える昇降式コーティングユニット(半自動刷版交換装置付)
  4. 新GUI(グラフィカルインターフェイス)

デモンストレーションでは、1ジョブ目はLED-UVによるエンボス調印刷。プロセス4色+特色+OPニス+コーターニスの印刷順で、0.45mmの厚紙にニスがきれいに弾いた、エンボス調絵柄を印刷しました。
印刷準備同時並行処理、昇降式コーティングユニットによるクイックジョブチェンジの後、2ジョブ目ではプロセス4色+特色+OPニスの構成で、当機械最高速の16,200sphで0.34mm厚の用紙を高速印刷。
異なる種類のLED-UVニス即乾印刷をご提案しました。

また、不良が混入することが許されないパッケージ印刷の品質管理。
人手に頼らず、PQS-D(I)品質検査機能によって、印刷機の上に設置されたCCDカメラが本刷り中の1枚1枚の品質検査を行います。
不良紙を2つ目のデリバリーに自動的に排紙する2連デリバリー機能によって、刷り本からの不良紙の抜き取り作業からも解放されます。

また、「自動搬送ロボットによる給紙」という未来の印刷工場をご提案しました。
紙積み台に高く積まれた用紙を、最大積載1,000kgの自動搬送ロボットが持ち上げます。
テーブル下降、90度旋回など複雑な動作を繰り返して、見事にRMGT 10給紙部に用紙セット完了。
高い運転精度で、人が触ることなく印刷スタート。
「人が介さず、ロボットからロボットへ」の時代を予感させるデモでした。

続いてA全判8色機による両面(4/4)LED-UV即乾印刷と、B2判インクジェットデジタル印刷機RMGT JP750による極小ロット印刷を組み合わせた、工場全体の最適生産を提案するデモンストレーションを行いました。

RMGT 9 の新機能等

  1. 印刷準備の同時並行処理
  2. 印刷品質管理システムPQS-D(I)品質検査機能、PQS-D(C)濃度追従機能、PQS-D(R)自動見当調整機能
  3. 給紙エアープリセット

印刷直後の印刷サンプルをお客様の手元に運んだのは、人の後ろを追従して荷物を運搬する追従運搬ロボット「サウザー」です。

RMGTはA3判縦通し機を生産販売する唯一の国内メーカーです。
A3判ラインアップの中から今回出品したのは、LED-UV封筒印刷システムRMGT 340HA-4+LED-UVです。
コンパクトなLED-UV乾燥装置を搭載して、4色封筒を即乾印刷します。
給紙部に搭載した専用封筒フィーダーが封筒の安定給紙を援け、排紙部の封筒専用デリバリーによって安全に封筒を取り出せるので、効率的な封筒印刷を実現します。

封筒など事務用印刷を手掛ける印刷会社が数多く見学される中、角2封筒と長3封筒を日替わりで印刷実演しました。
角2封筒ではプロセス4色でRMGT印刷機ラインアップを、長3封筒ではマゼンタ色を特色(中間色)に替えて、街灯や夕陽に照らされた欧州の街並みを美しく表現しました。

また、今回は「協働ロボット」をご提案しました。
印刷オペレーターが封筒を箱詰めするそばで、その箱を絶え間なく運ぶのが、ファナック株式会社製協働ロボットです。
協働ロボットとしては世界で初めて35kgもの重量物を運べます。先端に箱を吸着するハンドをつけた今回事例だと、20kgの段ボールを運ぶことが可能です。
通常は安全のためにロボットと人のエリアを柵で区切る必要がありますが、安全対策を施した協働ロボットは人がそばにいても安全に積み替え作業を連続して行えます。
そして、自動搬送ロボットが、印刷機RMGT 10の横を移動し、無人で次工程に仕掛品を運ぶことが可能になります。

この他、「スマートファクトリー構想(IoT・クラウドの活用)」として工場内に複数台ある印刷機の稼働状況を見える化する「プレスインフォメーションクラウド」
インターネットに繋がったスマートグラスを用いて、お客様と同じ目線で機械の不具合状況を数百キロ離れたRMGTサービスコントロールセンターから遠隔把握し、復旧方法を説明・指示する「ウェアラブル遠隔支援システム」
オフラインでPDFなど各種刷版データと印刷物を比較検査できる装置 「PQS-PDF(PDF比較装置)」
等をご紹介させて頂きました。

多くのお客様にご来場頂き、誠にありがとうございました。

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